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前3月期の最終利益31%増の700億円に拡大

GLP、今年度中に日中伯で2759億円の開発計画

2014年5月26日 (月)

財務・人事グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は26日、2014年3月期決算を発表、税引後最終利益は中国での開発の加速と賃料の伸びが後押しし、31%増の6億8500万米ドル(700億円)に拡大した。

先進的物流施設への需要、国内消費の拡大により、GLPが事業を展開しているすべてのマーケットで、過去最高の賃貸借契約面積の拡大を記録。ファンド運用収益も、運用プラットフォーム規模の拡大に伴って増加が続いている。

GLPのジェフリー・シュワルツ共同創業者兼エグゼクティブコミッティ会長は、「2014年度は素晴らしい成果を出すことができ、将来にわたる継続的な成長につながる土台づくりにもなった」と述べた。

また、先に発表した中国でのパートナーシップ契約について「中国銀行、中国人寿保険、厚樸基金などで構成されており、これら中国有数の企業とのパートナーシップは、我々の中国でのリーディングポジションをさらに確固たるものにしている。開発用地や優良顧客へのアクセスを強化し、さらなるビジネスチャンスを拡大するものだ。GLPが事業を展開しているマーケットすべてで、まだ成長の余地は大きく、今後も我々の成長は加速するものと確信している」と強調、今年度は中国、日本、ブラジルで27億米ドル(2759億円)の開発を開始する計画を明らかにした。

同社はこのパートナーシップ契約をベースに、中国での開発目標を「前年比20-25%増」から「30-40%増」に引き上げる。

GLPの2014年3月期決算(出所:GLP)

GLPの2014年3月期決算(出所:GLP)