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川崎重工、排出ガス11年基準対応の新型ホイールローダを発売

2014年5月26日 (月)

サービス・商品川崎重工業は26日、傘下のKCMが「特定特殊自動車排出ガス2011年基準」に対応する新型ホイールローダ「Z7シリーズ」の小型機種として、「50Z7」(バケット容量1.3立方メートル、運転質量7トン)と、「60Z7」(1.5立方メートル、8.1トン)の2機種を6月1日から国内で発売する、と発表した。

発売する新型ホイールローダ50Z7と60Z7は、川崎重工と日立建機との共同開発によるニューモデルで、安全性、経済性、作業性能、外観、オペレータの快適性などホイールローダに求められる点に配慮している。窒素酸化物(NOx)、粒子状物質(PM)の排出量を従来機と比べて大幅に削減し、特定特殊自動車排出ガス2011年基準に適合。15%の燃費低減を実現した。

排出ガス規制は、北米のInterimTier4、欧州のStageIIIBにも対応。掘削時の作業にかかる負荷を検知して機械のけん引力を自動制御する「新マッチングコントロール」を採用したことにより、機械の動作を最適化し、エネルギーロスを抑えることで15%の燃費低減を実現。スムーズな掘削・積込み作業を可能とした。

小型ホイールローダの使用が多い除雪業、農畜産業、産業廃棄物処理業者向けに幅広く対応可能なオプション・パッケージを豊富に用意し、エンジン、動力系装置、油圧機器を含めた主要コンポーネント(パワートレイン)は「3年または5000時間」のいずれか早く達成した時点まで保証期間を延長する。エンジンオイルとエンジンオイルフィルタは、500時間ごとに4回まで無償で交換を実施する。