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負債6億1000万円、TDB調べ

東京地裁、都内急送の破産手続き開始を決定

2014年6月5日 (木)

M&A帝国データバンク(TDB)は5日、都内急送(東京都中央区)が5月28日に東京地裁から破産手続き開始決定を受けたと発表した。破産管財人は勝野めぐみ弁護士(新宿区新宿)。債権届け出期間は6月25日までで、財産状況報告集会期日は9月4日午後3時30分。

同社は、1956年9月に設立され、医薬品関連企業向けの配送、商品保管・管理業務を主体に事業を展開。埼玉県草加市に物流センター、大手製薬会社の配送センター内に営業所を構え、04年8月期の売上高は6億9800万円を計上していた。

しかし、従前から赤字決算が続き債務超過状態のなか、東日本大震災の影響による取引先数の減少や燃料費の高騰から資金繰りがさらに悪化。社有不動産の売却などで有利子負債の削減に努めたものの、税金滞納による差し押さえを受け、事業継続のメドが立たなくなり、2月28日に事業を停止していた。負債は債権者130人に対し6億1000万円。