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JFEエンジニアリング、北陸電力のLNG基地プラント受注

2014年6月10日 (火)

荷主JFEエンジニアリングは10日、北陸電力(富山市)からLNG基地プラントを受注したと発表した。プラントは完成後、富山新港火力発電所石炭1号機を初のコンバインドサイクル発電設備へリプレースするため、LNG(液化天然ガス)燃料を供給する。

設備は国内最大級となる容量18万キロリットルの地上式貯蔵タンクと、気化設備、発電設備へのガス導管などで構成。同社は設計から建設、試運転までフルターンキーで請け負っており、2018年度の完成を目指す。

供給されるガスは、新設のガスコンバインドサイクル発電だけでなく、既設の重油炊きボイラの燃料にも使われるため、ガスの供給は高圧、中圧の2系統で行う必要があることから、既設の火力発電所内の限られたスペースでの気化設備やガス導管などのレイアウト最適化を図り、設計・建設を進める。

同社の受注は、国内の大型LNG基地、川越火力LNG基地(2013年9月竣工)、堺LNG基地(建設中)、石狩LNG基地(3月受注)に続くもの。