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JFEエンジ、タイ南東部の廃棄物発電プラント受注

2018年2月22日 (木)

国際JFEエンジニアリングは、丸紅から発電容量8630キロワットの廃棄物発電プラントを受注した。プラントはタイ南東部のへマラートチョンブリ工業団地内に建設され、産業廃棄物を受け入れる計画。

受注したプロジェクトは、スエズエンバイロメント社(仏)、WHAユーティリティーズアンドパワー社(タイ)、グロウエナジー社(同)の合弁会社「チョンブリクリーンエナジー社」が計画するもので、丸紅が元請けとなり、JFEエンジニアリングは主要機器の設計・調達、据付・試運転時のスーパーバイザー派遣を行う。

プロジェクトは全世界で水処理・廃棄物発電事業を行う業界最大手のスエズエンバイロメント社が東南アジアで初めて実施する産業廃棄物発電事業で、排ガス規制値が欧州と同等レベルの厳しい基準が求められる。

JFEエンジニアリングは、廃棄物の安定燃焼を実現する「ハイパー火格子」だけでなく、排ガス中のダイオキシン類や一酸化炭素を低濃度に抑制する「2回流ガス流れ」などの燃焼技術を保有しており、これらが高く評価された。

タイでは廃棄物の不法投棄の取り締まりを強化するとともに、固定価格買取制度(FIT)による再生可能エネルギーの導入を促進している。