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4月の内航輸送動向、貨物・油槽船ともに前年実績上回る

2014年6月12日 (木)

ロジスティクス日本内航海運組合総連合会(内航総連)が11日にまとめた、4月の内航主要オペレーター輸送動向調査の結果によると、貨物船の輸送量は1865万7000トン(前年同月比11%増)と前年実績を上回り、輸送主要品目別でも鉄鋼16%増、原料2%増、燃料19%増、紙・パルプ6%増、雑貨1%増、自動車15%増、セメント20%増――と多くの品目で輸送量が増えた。

鉄鋼は3月までの堅調な流れが4月も続き、自動車は消費税増税前の駆け込み需要の積み残し輸送で好調。セメントは復興需要、民需・官需の高まりを受けて増加傾向が続いた。紙・パルプ、雑貨も3月輸送分の積み残し輸送が見られ、。原料も前年比で増加したが、工場の定修などの影響がみられた。

油送船は「エネルギー供給構造高度化法」による国内転送の増加で1061万4000kl(4%増)となり、品目別では黒油が5%増、白油3%増、ケミカル8%減、高圧液化13%増、高温液体3%減、耐腐食13%増――とばらつきがみられた。