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SBSHD、総合物流システムがLED照明を導入

2011年3月2日 (水)

ロジスティクス高天井用高輝度LED照明。直径が23cmで小さなLED球が48個詰まっている。SBSホールディングスは2日、グループで環境事業を展開する総合物流システム(東京都江東区)が東雲事業所の産業廃棄物中間処理工場で、照明設備全基にLED照明を導入したと発表した。

 

総合物流システムは、産業廃棄物の中間処理工場を東雲と横浜に保有し、一般・産業廃棄物の収集運搬から再生原料化を目的としたOA機器・通信機器・工作機械・事務什器の買い取りまで、幅広く環境事業を展開している。

 

同社の東雲事業所では、これまで工場内の照明設備に200ワット水銀灯を使用していたが、夜間作業時の照度が不足していたこと、設置後3年が経過し定期交換も近づいていることから設備の変更を検討。より明るい400ワット水銀灯も検討したが、長寿命で省エネ効果が高く、環境負荷の低いLED照明の導入を決めたもの。

 

今回導入したLED照明は工場内15基と屋外駐車場3基の18基で、明るさも2倍の400ワット相当の照度を確保できるタイプとした。省エネ効果は400ワット水銀灯と比較して、年間約1450キロワット時の消費電力削減になる。また、環境負荷軽減では年間約550キログラムのCO2削減効果があり、これは樹齢50年の杉の木39本が1年間に吸収する量に相当する。

 

同社では「今後、同事業所での効果を検証し、もう一つの工場である横浜事業所の設備についてもLED照明化を進める」としている。