イオン、グループ物流活用で88円の新ジャンルPBビール類発売

荷主イオンは23日から、プライベートブランド（PB）「トップバリュ」の新商品として、新ジャンルビール「トップバリューバーリアル」を発売する。1缶（350ml）88円（税込）、ケースで買うと1缶78円とし、全国のイオングループGMS（総合スーパー）、SM（食品スーパー）、スーパーセンター、ドラッグストア、コンビニエンスストアなど約3000店舗で取り扱う。

「トップバリュバーリアル」は、グループの品質管理を担う生活品質科学研究所が日本人の好む「しっかりとしたコク」と「飲みごたえのあるキレ」を実現する成分比率を研究し、成果を踏まえてイオントップバリュが、原材料の指定も含め自社で作成した商品仕様書に基づき、韓国のメーカーに製造委託した。

製造された商品は、イオングループの輸出入・卸会社アイクが輸入し、サプライチェーンマネジメントを担うイオングローバルSCMの物流網を通して全国の3000店舗に配送する。イオンでは、安価の理由として、（1）アイクが輸入することで、中間コストをカット（2）イオングローバルSCMによる自社物流網を通し最短の物流で店舗へ配送することで物流コストをカット（3）グループの約3000店というスケールメリットを活かし、一括仕入することにより仕入れ価格抑制――の3点を挙げている。