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バイクなどのオークション3社、資本業務提携で物流効率化

2011年3月10日 (木)

話題ユー・エス・エス(USS)、アイケイコーポレーション(IK)、ジャパンバイクオークション(JBA)の3社は10日、バイクオークション事業の物流効率化などを目的とした業務・資本提携を締結することで基本合意に達したと発表した。

 

この業務・資本提携でUSS、IKは、JBA株式をそれぞれ2240株(発行済株式総数の各30.01%に相当)取得するとともに、USSはIK株式を7733株(5.06%)取得する。また、USSがIK、JBAにオークション会場を賃貸し、バイクオークション業務で提携することにより、3社間で強固な関係を構築していく。

 

USSは、主に中古車取扱事業者を会員とするオートオークションの運営を通じ、中古自動車の円滑な流通をサポートしている。いち早くコンピューターを使った競売システムを導入し、他社に先駆けてオートオークション会場を全国展開した。全国18会場を運営、会員数は4万5294社で、年間出品台数232万台(2010年3月期)、市場シェアは33.8%と、業界トップの地位を獲得している。また、衛星TV(会員数4311社)やインターネット(会員数2万4544社)を活用し、USSグループの全会場、業務提携している12のオートオークション会場のセリにリアルタイムに応札できる外部落札システムを運営、全国ネットワークを実現している。

 

IKは、オートバイ買取専門店「バイク王」を全国に100店舗展開、年間販売台数は17万台(10年8月期)となり、オートバイの買取実績で業界トップの地位を獲得。オートバイ小売事業、オートバイ駐車場事業も展開している。

 

JBAは、主にバイク取扱事業者を会員とするバイクオークションの運営を通じ、中古バイクの円滑な流通をサポート。現在、兵庫県西宮市で会員数1768社(10年12月末時点)、年間出品台数4万3880台(10年12月期)と西日本最大規模のバイクオークション会場を運営している。

 

3社は今後、USSの利便性に優れたオークション会場、オークションシステム、IKの業界トップの商品調達力、JBAに蓄積されたバイクオークション運営ノウハウを有機的に組み合わせることにより、バイクオークション業界の活性化を目指す。

 

具体的には、USSの運営するオークション会場「USS横浜」、「USS神戸」のオークション会場・設備を、USSがJBAに対して賃貸借により提供し、最新の設備を備えたバイクオークションを実現する。また、バイクオークション市場の活性化を目的として、IKがJBAに対して出品協力・支援を行う。

 

さらに、IKの物流拠点の集約による商品提供の迅速化、物流コストの削減を目的として、USSがIKに対して、USS横浜、USS神戸の車両ストックヤードを賃貸借により提供する。