ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

江差線で貨物列車が脱線、復旧の見込み立たず

2014年6月23日 (月)

国内JR北海道とJR貨物は22日、江差線札苅駅構内で同日午前4時15分頃、札幌貨物ターミナル駅発宇都宮貨物ターミナル駅行きの貨物列車が脱線したと発表した。現在のところ、復旧の見込みは立っていないという。

JR北海道によると、21日午後10時22分に札幌貨物ターミナル駅を出発した貨物列車(機関車1両とコンテナ貨車20両編成)が午前4時15分頃、江差線札苅駅構内を走行中、非常ブレーキが作動して列車が停止。その後、運転士が列車を点検したところ、コンテナ貨車の後ろから2両目の貨車の後部2軸が脱線し、この貨車と一番後ろの貨車1両がおよそ17メートル分離している状態を発見した。

函館指令が運午前4時15分に転士から「ブレーキ管圧力が低下し、非常停止した」との一報を受け、5時12分に木古内保線管理室社員が現地に到着、原因を調べているが、現在まで復旧の見込みが立たない状態となっている。脱線事故が発生した区間は今月4日に高速軌道検測車による線路検測を実施したという。

この事故の影響で、江差線の函館・木古内間の普通列車が22日午前中、白鳥・スーパー白鳥が函館・青森間で終日、それぞれ運休したほか、トワイライトエクスプレスの運行なども影響を受けている。

■事故車両の位置関係図(出所:JR北海道)

札苅駅構内脱線事故の位置関係図(出所:JR北海道)

▲札苅駅構内脱線事故の位置関係図(出所:JR北海道)