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JR貨物、山陽線脱線事故区間における貨物列車再開

2021年12月31日 (金)

(イメージ)

国内日本貨物鉄道(JR貨物)は31日、広島市安芸区のJR山陽線瀬野駅・八本松駅間の上り線で28日夜に発生した貨物列車の脱線事故について、運行を停止していた貨物列車の運転を31日13時に再開したと発表した。国土交通省は、運輸安全委員会が事故原因を調べている。

JR貨物は運転再開に理由について、「当該区間における安全確認が取れたため」としている。

JR貨物によると、貨物列車は広島貨物ターミナル駅(広島市南区)発東京貨物ターミナル駅(東京都品川区)行き。コンテナ貨車23両と牽引機関車1両、後押し機関車1両の25両編成。運転士が非常ブレーキの動作で停止したため車両を確認したところ、機関車を含め前から12両目の貨車1両の進行方向前側の2軸4輪が左側に脱線しているのを発見した。脱線によるけが人はなかった。

JR貨物は、今回の事故の影響で、東京貨物ターミナル駅や名古屋貨物ターミナル駅(名古屋市中川区)と福岡貨物ターミナル駅(福岡市東区)や籠島貨物ターミナル駅(鹿児島市)など九州各地を結ぶ列車で貨物列車を運休していた。