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三菱商事、豪州穀物会社の株式8割取得に合意

2014年6月24日 (火)

M&A三菱商事は24日、豪州の穀物事業会社「オラムグレインズオーストラリア社」の株式80%を64億円で取得すると発表した。

増大するアジアの需要に対応したグローバルベースの供給ソースを拡充するため、シンガポールの農産物商社「オラムインターナショナル」が保有するオラムグレインズオーストラリア社の株式80%を、融資金などを含めて64億円で取得することに合意したもの。

オラムグレインズオーストラリア社は、東豪州ニューキャッスル港の輸出施設「ニューキャッスルアグリターミナル」の株式32.5%を保有し、年間100万トン超の穀物を取扱っている。オラムグレインズオーストラリア社の株式取得後、三菱商事として初めて豪州で運営する輸出ターミナルを有効活用し、穀物の集荷機能を強化していく。

また、子会社の豪州配合飼料製造・穀物集荷会社のリナリーナ社との相乗効果を高め、競争力ある豪州産穀物の安定供給体制を構築する。

三菱商事では、国内外の有力企業とともにインドネシアなど新興国で生活必需品のサプライチェーン構築に取り組んでおり、今回の買収合意はその上流分野に位置するもの。