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リクルートHD調べ

日系企業の中国求人動向、6月は23%増加

2014年7月18日 (金)

調査・データリクルートホールディングスは18日、中国現地法人RGF HRエージェントがまとめた、日系企業の中国での求人動向を公表した。

6月の求人数は、前年同期比23%増の835件。同社は、日系新車販売の不振などで先行き不透明感が強かった昨年の反動に加え、5月以降、中国の景気に明るさが戻りはじめていることが、大幅な求人増加につながったとみている。

6月を終え、2014年上半期の累計求人数は前年同期比6%増の4705件となった。

13年上半期の対前年比伸び率13%は下回ったものの、中国に新規進出する企業の数が踊り場を脱せられず、「直接投資もASEAN地域に注目が集まる中でのプラス成長は、日系企業が対中ビジネスに堅実な姿勢で向きあっていることを改めて感じさせる結果」としている。

6月は全業界で前年同月比プラスとなったが、特に好調だったのは流通・小売で、求人数の実数では集計を開始した11年9月以降の単月最高を記録した。

日本を超える勢いでインターネット通販市場が成長する中国では、EC(電子商取引)サイト管理など企業のウェブ周りの業務が拡大しつつあり、関連の募集が増加傾向にある。また、停滞が続いていたIT・通信も6月になって盛り返しをみせているという。

業界別の月間求人総数の増減の推移(出所:リクルートホールディングス)
日系企業の中国求人動向、6月は23%増加