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日本製粉、東福製粉に対するTOB終了、連結子会社化

2014年7月31日 (木)

M&A日本製粉は30日、東福製粉の株式公開買付け(TOB)を29日に終了したと発表した。上限に設定していた株式数を上回る応募があった。これにより、同社は8月5日付で283万7000株を取得、持分比率はTOB実施前の22.6%から51%へ上昇する。取得額は4億5675万7000円。

日本製粉は東福製粉と2007年10月に開発・調達・製造・販売・物流の5分野にわたる業務提携基本契約を締結し、08年11月に持分法適用関連会社としていた。

世界的な小麦相場の高騰や外国産小麦の売渡制度の変更、将来的な少子高齢化の進行など事業環境が厳しくなっていることから、「将来に向けて相互に連携した企業競争力の強化が急務」だとして連結子会社化することにしたもの。

また、博多港箱崎埠頭に立地している福岡工場に原料サイロ(2万トン)を新設する計画だが、東福製粉の株式取得により、これと併せて九州地区の製粉事業の拡大・強化を図る。