拠点・施設日本製粉は1日、伊藤忠商事から同社の100%出資子会社である千葉グレーンセンターの株式50%を取得したと発表した。これにより、千葉グレーンセンターは同社の持分法適用会社となる。
千葉グレーンセンターは、首都圏の大消費地に近い千葉港中心部の好立地にあり、日本製粉で最新鋭・最大規模の千葉工場に隣接していることから、日本製粉では千葉工場の原料小麦の保管・供給で重要な役割が期待される、としている。
将来の外国産小麦売却制度の変更を見据えた動きで、同社にとっては千葉工場に直結する原料穀物サイロの収容力を、事実上大幅に拡大できるメリットがあり、千葉グレーンセンターでは効率的な原料小麦の入出庫・保管を行うことで業績向上が期待できる。
今後は千葉グレーンセンター、出資会社の伊藤忠商事・日本製粉との連携によるローコストオペレーションを進め、競争力の強化を図る。取得した株式数は20万株で、発行済み株式数の50%にあたる。