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IATA、国連機関の「日本の航空輸送は安全」宣言を歓迎

2011年3月22日 (火)

話題国際航空運送協会(IATA)は19日付で、「国際民間航空機関(ICAO)が国際原子力機関(IAEA)、世界保健機関(WHO)などの国連機関5機関を代表し、日本発着の航空輸送が引き続き安全であることを宣言したことについて歓迎する」との声明を発表した。

 

これらの5機関は、羽田、成田両空港を含む日本国内の拠点空港への通常の航空輸送について、「何らの制限が必要ない」ことを確認した。

 

さらに、ICAOの宣言では、日本からの到着旅客に対して「放射線スクリーニングを行う医学上の必要性はない」ことも確認。また、各機関は「いくつかの空港で放射線レベルの上昇が見られるが、健康上のリスクは全くない」ことを確認している。

 

IATAによると、いくつかの国は、すでに日本からの到着旅客と到着便に対するスクリーニングを実施しているが、「国連機関によって推奨されたものではない」と指摘。

 

ビジニャー二・IATA事務総長は「我々はこうした権威ある国際機関が提供しているアドバイスに従うべき。現時点では、通常の運航が可能であるというアドバイスが出されている。もしこのアドバイスが変更されれば、航空産業はそれに従うということ。このような事態下で、航空路線の維持は非常に重要で、加盟各社は救援物資や必要な機器類、救援隊を日本に届けるとともに、この災害で被害に遭った人々を繋ぎ合わせるために、厳しい現実に立ち向かうであろう」とのコメントを出した。