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IMOが声明、日本発着の海運「制限は不要」

2011年3月22日 (火)

行政・団体国土交通省は21日、国際海事機関(IMO)から20日付けで「日本への渡航制限はない」とする声明が出されたことを発表した。

 

IMOは、世界保健機関(WHO)、国際原子力機関(IAEA)などの国連機関の最新の情報に基づき、「日本発着の国際海運は、津波の直接的影響を受けた港湾を除き、通常通り行うことが可能」とし、「直接的被害」を受けていない港湾での発着に問題がないことを示した。

 

また、日本発着の国際海運に「制限を掛ける医学的根拠は現時点ではない」とした上で、今後も「国連機関が状況を綿密に監視しており、助言をすることとなっている」と、監視に基づく判断の結果として制限が不要との考え方を表明した。

 

旅客についても、「現時点で、日本からの国際旅客に放射能に関するスクリーニングを掛ける必要はない。いくつかの空港で放射能レベルの上昇が認められるが、健康上のリスクは現時点では全くない」としている。