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オリックス、ベトナム最大級の消費材卸に出資

2014年8月18日 (月)

荷主ドリームインキュベータとオリックスは15日、共同で運用する「DIアジア産業ファンド」(DIAIF)を通じ、ベトナムで日用消費財卸売や飲食事業を手掛けるメサアジアパシフィックトレーディングサービシズ(ホーチミン市)の卸売事業部門に出資した、と発表した。

メサ社が卸売事業を新設する子会社に移管し、DIAIFはこの子会社の株式22.6%を取得した。メサ社は出資受け入れを機に、日系消費財・食品メーカーとの提携を推進していきたいという意向だという。同社は売上の大半を占める卸売事業で同国最大級の売上規模となっており、欧米メーカーのP&Gやネスレなどと強固な取引関係を構築。

同国で小売市場の売上の80%を占めるとされる小規模店舗(パパママショップ)12万5000店舗との販売ネットワークを整備し、高い経済成長を背景に卸売事業の売上規模は直近5年で年平均15%の増収、13年12月期の同事業の売上高は110億円強を計上している。