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住商と加藤産業、ベトナムに食品卸を設立

2013年11月8日 (金)

フード住友商事と加藤産業(兵庫県西宮市)は8日、両社の共同出資会社「加藤SCアジアインベストメント」が、ベトナム政府から設立許可を得て、全額出資の食品卸事業会社を設立すると発表した。加藤SCアジアインベストメントの出資比率は加藤産業65%、住友商事35%。

両社は商品、市場の詳細分析ノウハウを活かした日本式卸が「消費者の多様な嗜好を満足できる先進的なもの」だとして海外への積極展開を目指すため、2012年10月23日に投資子会社の加藤SCアジアインベストメントを設立し、最初の傘下事業として、ベトナムで食品卸事業会社の設立準備を行っていた。

ベトナムの小売マーケットは12年売上高が11.6兆円で、13年1月から9月までの増加率は12.5%に達する。スーパーやショッピングセンター、コンビニの店舗数も急速に拡大しており、両社は「同国に進出した海外スーパーや地元の大規模小売業者向けをターゲットに日本式卸を展開していく」と強調している。