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物流システム機器生産出荷統計

マテハン機器の総売上額、2年で378億円増加

2014年8月19日 (火)

調査・データ日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は18日、2013年度の物流システム機器生産出荷統計を公表した。

この調査は、日本物流システム機器協会の協力で物流システム機器25機種、国内主要物流システム機器メーカーを対象に13年度の実績をまとめたもので、13年度の物流システム機器の総売上金額は3781億200万円、11年度の3400億8800万円と比べて11.2%の増加となった。このうち通信販売事業者への売上げは111億4700万円で、総売上金額の3%を占めた。

売上件数は12年度の7万1537件から12万5430件へと大幅に増加。13年度はデフレからの脱却で景気回復が進むとともに、円安が進展したことで国内製造業の業績が好転、設備投資が堅調に推移した。レポートでは「ことし4月に消費税の8%への増税が予定されていたことから、設備投資が前倒しされる傾向もあった」と分析。加えて、13年度は電機メーカーの業績回復により、クリーンルーム向けの売上高が大きく伸張した。

これらの要因により、13年度の売上高は「サブプライムショック」前の08年度以来の高い水準で推移。売上金額を領域別に見ると、海外向けが30%増加し、クリーンルーム向けも25.8%増えた。業種別では、クリーンルーム向けの増加に伴い、「電機・精密機器」に対する売上げの増加が目立った。

■2013年度物流システム機器生産出荷統計
http://www.logistics.or.jp/jils_news/2013_MaterialHandlingEquipmentStat.pdf