話題日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は23日、国内の物流システム機器メーカーを対象に、25機種の出荷実績を調査した「2010年度物流システム機器生産出荷統計」を公表した。
集計の結果、2010年度の物流システム機器の総売上金額は、前年の2706億円から9.2%増加し、2954億円となった。売上件数も11.8%増え、6万1723件となった。
09年度は、世界同時不況の影響で、設備投資が大幅に減少したものの、10年度は苑反動から行っての回復が見られた。
一方、08年度前半以前の好況時に契約された受注残が08年度、09年度の売上高を底支えしていたが、JILSでは「10年度までにはほぼ消化されていた」とみている。
相対的には、海外向けの売上高、クリーンルーム向けの売上高が堅調で、電機・精密機器業界への売り上げの回復が目立った。
■詳細は下記URLを参照。
http://www.logistics.or.jp/search/chart/mh/pdf/2010_mh_statistics.pdf