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三陸沖漁船火災、第一中央汽船「硯海丸」が乗組員救助

2014年8月20日 (水)

話題18日午後10時40分頃、岩手県大槌湾の沖合20キロでサンマ漁船「第15観音丸」の船内から火災が発生し、乗組員16人のうち14人が救助され、2人が行方不明となっている事故で、14人を救助したのは釜石海上保安部の巡視艇と第一中央汽船が管理するセメント船「硯海丸」(けんかいまる)だったことが分かった。

火災の通報を受けた第2管区海上保安本部の釜石海上保安部が、付近を航行していた硯海丸に救助を要請し、巡視艇など4隻を派遣。硯海丸が11人、巡視艇が3人を救助した。

第一中央汽船によると、硯海丸は東日本大震災で被災したロシア船の船員を救助した功績で、2012年に防災功労者の内閣総理大臣表彰を受賞している。震災発生時、硯海丸は大船渡港着桟時に自ら被災しながらも、座礁したロシア船「クリゾリトヴィ号」の乗組員を船内に収容し、7日間にわたって保護した。

硯海丸は4906総トンのセメント専用船で、全長114.8メートル、幅17.5メートル、載貨重量トン数7477トン。