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国交省、強化月間の不正改造街頭検査で1164台に改善指導

2014年8月26日 (火)

行政・団体国土交通省は26日、6月に実施した「不正改造車を排除する運動」と「ディーゼルクリーン・キャンペーン」強化月間の取り組み結果を発表した。

期間中、警察庁、自動車検査独立行政法人、軽自動車検査協会などの協力を得て、不正改造車の摘発と自動車ユーザーへの啓発に重点を置いた街頭検査を全国で160回(前年比30回減)、1万5293台(3136台減)に対して行った。

街頭検査の結果、7.6%の1164台(184台減)に保安基準不適合箇所などがあったことから、自動車ユーザーに対して改善指導を行った。

このうち、窓ガラスへの着色フィルムの貼付、灯光色違いの灯火器の取付けなど不正改造を行っていた車両は217台(49台減)あり、その場で改善措置を講じた車両以外の157台(57台減)に整備命令書を交付し、必要な整備を命じた。

整備命令書を交付した157台の主な不正改造内容は、不適切な灯火器が31件、着色フィルムなどの貼付が34件、基準不適合マフラーの装着が30件で、硫黄分濃度分析器による燃料検査は248台(67台増)実施。不正軽油(規格外の軽油)の使用が判明した2台(前年と同数)に対し、適正な燃料を使用するよう警告した。

国交省では「今後とも関係機関と協力し、不正改造車、不正軽油の排除を積極的に推進していく」としている。