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不規則な就業形態や長時間勤務の解消狙う

鴻池運輸、静岡に長距離輸送の交代拠点開設

2014年9月4日 (木)

ロジスティクス鴻池運輸は4日、長距離輸送を複数で分担する中継輸送の拠点として、静岡県島田市に「スイッチセンター」を開設すると発表した。国内輸送の拡大と不規則・長時間勤務に対する取り組みとして、10月1日に開設する。

通常、関東・関西間をトラック輸送する場合、1人のドライバーが1泊2日ですべての行程を担うため、拘束時間が長時間化するケースが多い。そこで、関東と関西間の中間地点となる島田市に、中継輸送の拠点としてスイッチセンターを設けることにより、ドライバーはその日のうちに出発地に帰ることができるようになり、不規則な就業形態や長時間勤務の解消につながると判断した。

同社はこれにより、女性や若者のドライバーが働きやすい労働環境を生み出す、としている。今後は、関西-九州間、関東-東北間など、各地でスイッチセンターの開設を検討する。

■スイッチセンターの概要
所在地:静岡県島田市金谷河原
※新東名高速道路島田金谷インターチェンジより車で15分(5キロ)
敷地面積:4600平方メートル
事務所:鉄骨造、2階建
設備:トレーラー保有台数10台(※2015年4月に10台増車)、洗車場、給油設備、スタンバイ電源(冷凍冷蔵車の冷凍機運転用電源)