シンクレイヤ、奥田電気工業を買収

荷主シンクレイヤは9日、奥田電気工業の全株式を5300万円で10月1日に取得し、子会社化すると発表した。

奥田電気工業を子会社化することで、自社の強みとしている全国網の営業力に無線分野の技術提案力を加え、幅広い取引先ニーズに合わせた安全性の高いサービスを提供する。

奥田電気工業は1981年の設立以来、無線設備の調査・設計・施工業務、業務用無線機の販売・工事・保守事業を展開し、長年培った無線機に関するノウハウや技術力で取引先との信頼関係を築いてきた。

近年では防災をキーワードに、業務用無線機の非常用電源装置を独自で開発するなど開発型企業としても知名度を上げつつある。

シンクレイヤグループでは、ケーブルテレビ事業者や地方自治体に対して防災関連システムを提供しており、「今後、有線と無線の複合提案がより有力になってくる」とみている。