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ボッシュ、MEMSセンサーの累計生産40億個を突破

2014年9月19日 (金)

荷主ボッシュは19日、自動車やスマートフォンに用いられるMEMS(マイクロエレクトロメカニカルシステム)センサーの累計生産個数が40億個を突破したと発表した。

同社は自動車向けに1995年から生産しており、13年にはロイトリンゲン工場の最新鋭ウエハ製造ラインから1日あたり300万個、合わせて10億のセンサーを出荷した。

13年末、同社は事業分野を開拓するために新会社「ボッシュ・コネクテッドデバイシズ&ソリューションズ社」を設立。コンパクトな電子部品とソフトウェアのノウハウを提供し、幅広い用途の装置をインターネットに対応した「インテリジェントなもの」へと高めることで、接続されたセンサーとアクチュエーター(駆動装置)を開発する。

このアクチュエーターは、センサーやコントロールユニットからの電気信号を物理的な運動に変換する役割を担い、例えば照明の自動点灯・消灯やバルブを開閉するために用いられる。

当初は「スマートホーム」と呼ばれる、高度ににネットワーク化された住まいや交通、輸送、物流管理分野の活動向けセンサーベースのアプリケーションに焦点を絞って事業活動を展開し、将来的には、重要な品物の引き渡しに際して「通常とは異なる状態変化」が認められた場合に物流管理センターに直接データを伝送できるようにしていきたい、としている。