拠点・施設ドイツの車両物流大手モゾルフ・グループは25日、ドバイのジュベル・アリ・フリーゾーン(JAFZA)に、車両物流・技術サービス拠点を開設したと発表した。UAEでの同社初の拠点となる。敷地面積は1万5000平方メートルで、車両保管エリアに加え、技術整備や納車前点検(PDI)に対応する1000平方メートルの作業棟を備える。
新拠点は、中東地域で拡大する完成車物流や車両整備、品質管理の需要に対応するもの。欧州、アジア、アフリカ、中東を結ぶ車両流通の中継地として機能することを想定している。ジュベル・アリ港は2025年に110万台の車両を取り扱い、RORO貨物量は前年から15%増加したという。

(出所:ゾルフ・グループ)
施設では、太陽光発電を活用した照明設備を導入しており、将来的な拡張段階では太陽光発電によるEV(電気自動車)充電設備の整備も計画する。車両のハンドリングだけでなく、技術作業、PDI、品質確認、デジタル工程管理を組み合わせた統合型サービスを提供する狙いだ。
ドバイに本拠を置く港湾物流大手DPワールドGCCのアブドゥラ・アル・ハシュミCOOは「モゾルフの進出により、JAFZAの自動車関連エコシステムに専門的な車両物流とエンジニアリングサービスが加わる」としている。完成車物流では、港湾取扱量の増加に加え、納車前整備や品質管理まで含めた拠点機能の高度化が進んでおり、ドバイの中継拠点としての役割が一段と強まっている。
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