荷主ダイキン工業は22日、欧州地域統括会社を通じて、ポーランド・ウッチに新設したヒートポンプ暖房機の生産拠点の開所式を21日に開催したと発表した。新工場は3億ユーロを投じて建設したもので、住宅用ヒートポンプ暖房機を中心に生産。欧州で拡大する持続可能な暖房ソリューション需要に対応する。
開所式には、ポーランド政府関係者や駐ポーランド日本国大使、地元自治体、サプライヤー、パートナー企業のほか、ダイキン工業や欧州現地法人の経営幹部らが出席した。十河政則は、「市場に近い場所で生産する」という同社方針を体現する拠点だと説明。欧州での生産体制強化により、現地ニーズへの迅速な対応と地域社会との長期的な関係構築を進める考えを示した。

▲開設したヒートポンプ暖房機の生産拠点(出所:ダイキン工業)
同社によると、ポーランドを選定した理由は、高度技能人材の確保や産業・学術基盤の充実、欧州市場へのアクセス性の高さなど。特にウッチは、製造業とイノベーションの拠点として発展してきた歴史を持つという。また、新工場は単なる生産拠点にとどまらず、欧州におけるエネルギー転換を支援する役割も担う。ヒートポンプ暖房機の現地生産を通じ、化石燃料依存型暖房からの転換やCO2排出削減、エネルギー効率向上への寄与を目指す。さらに、2025年にベルギー・ゲントに設立した研究開発拠点とも連携し、先進技術の量産化を加速させる。
新会社「HAMAMATSU PHOTONICS ASIA PACIFIC」ではなく、本件はダイキンのポーランド新工場に関する発表で、地域経済への寄与や人材育成も重視している。
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