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前方不注意事故ゼロ達成の丸全昭和運輸が登壇、6/10

2026年5月26日 (火)

イベントNauto Japan(ナウト・ジャパン、東京都千代田区)が6月10日に開催する「第1回 事故ゼロ経営サミット2026」に丸全昭和運輸が登壇する。

同イベントは、物流・運送業界において「2024年問題」への対応や安全管理義務の強化が急務となるなか、いかにして「組織的な安全文化」を醸成するかを議論することを目的としたものである。当日は、毎年発生していた前方不注意による事故をゼロに抑え、特定リスクを80%削減した丸全昭和運輸の物流品質管理部 理事・飯岡剛氏が登壇。AI(人工知能)とデータを駆使し、いかにして不安全行動を排除したのか、その具体的な実践知を明かす。

精神論から科学的プロセスへ――「安全文化」の革新への挑戦

▲丸全昭和運輸物流品質管理部理事の飯岡剛氏(出所:丸全昭和運輸)

丸全昭和運輸では、長年にわたり添乗指導や安全衛生会議など、人的リソースを惜しみなく投入した教育を徹底してきた。しかし、スマートフォン普及や道路環境の複雑化が進むなか、従来の「注意喚起」という精神論的なアプローチや、人による指導だけでは、見えないリスクを制御しきれないという限界を感じていた。

管理側が抱く「明日は我が身ではないか」という強いプレッシャーを打破するため、同社は24年1月、AIドライブレコーダー「ナウト」を本格導入。テクノロジーの眼を借りることで、ブラックボックス化していた車内のリスクを可視化し、リスクを予兆段階で摘み取る「強固な防具」としての仕組み作りに舵を切った。

驚異の導入効果

同社がナウトの導入によって得た効果は極めて劇的である。まず、過去10年間にわたり毎年平均5件程度発生していた「書類の注視」などの前方不注意に起因する事故が、導入後に完全に「ゼロ」となった。また、車内の不安全行動がAIによって点数化されたことでドライバーの自発的な意識改革が促され、脇見やスマートフォン操作といった特定リスクが80%も削減されるに至っている。

さらに、AIによる継続的なスコアリングの効力は、単なる運転動作の監視や技術向上だけに留まらない。ある極めて優秀なドライバーのデータ変化から、本人さえも全く自覚していなかった「重大な健康起因リスクの予兆」をAIが検知し、重大事故を未然に防ぐことに成功したという。これがいかにして未然防止に結びついたのか、そしてAIの数値データが防ぎきった見えない危機と対策の全貌が、会場で語られる。

トップランナーが示す「安全DX」のロードマップ

サミット当日は、丸全昭和運輸の飯岡剛氏に加え、同じく業界のトップランナーであるSBSロジコムの中藤和生氏が登壇する。ナウトジャパン代表の赤井祐記氏、モデレーターであるLOGISTICS TODAYの赤澤裕介編集長を交え、組織的な安全DXと品質向上について熱い議論を交わす。

「安全指導の属人化に悩んでいる」「ドライバーへの正当な評価制度を作りたい」「本気で乗務員と会社を守りたい」と考える経営者や運行管理者にとって、即効性のある実践知と勇気を得られる貴重な機会となる。

丸全昭和運輸登壇イベント情報

■登壇セッション概要
・日時:13時35分-14時20分(第一部)
・テーマ:「トップランナーに学ぶ、組織的な安全DXと品質向上(仮)」

■登壇者
SBSロジコム 常務執行役員 管理本部長・経営企画部長 中藤和生氏
丸全昭和運輸 物流品質管理部 理事 飯岡剛氏
ナウトジャパン社長 赤井祐記氏

■モデレーター
LOGISTICS TODAY赤澤裕介編集長、鶴岡昇平記者

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