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荏原実業、包装用紙材子会社を独企業に売却

2014年10月1日 (水)

サービス・商品荏原実業は1日、子会社で包装用資材メーカーのイージェイ(神奈川県海老名市)の全株式をドイツのストロパック社に譲渡すると発表した。

経営資源の再配分によるコアビジネスの強化、グループ企業の相乗効果の最大化を検討し、株式を譲渡することにしたもの。

イージェイは、荏原実業の事業多角化の一環として2004年4月に設立。主にバイオプラスチック(生分解性プラスチック)を素材とした緩衝材の製造、販売を手掛けてきた。関東、中部を基盤にシェアの拡大に努め、国内バラ状緩衝材マーケットでトップシェアを獲得している。

ストロパック社は独メッチンゲンに本社を構え、バラ状緩衝材、エアー緩衝材、ペーパー緩衝材などの製造、販売を中心に、13か国で事業を展開している。両社は以前から協業関係にあり、より高い相乗効果を生み出すための協議、検討を重ねていた。

この結果、ストロパック社の子会社となることで、日本国内でもイージェイ社の業容拡大につながると判断した。譲渡額は「相手先の強い希望により、やむを得ず非公表」としている。