三菱電機、メキシコ製造拠点が稼働

荷主三菱電機は8日、メキシコに設立した自動車機器の製造・販売会社「三菱電機オートモーティブ・メキシコ社」が今月から営業を開始したと発表した。自動車生産が活発化するメキシコに拠点を構築することで、米州の事業体制強化を図る。2017年度に売上高300億円を目指す。

新会社は同国ケレタロ州エルマルケス市に本拠を置き、敷地面積15万2000平方メートルの土地に建屋1棟（延床面積2万4500平方メートル）を建設。オルタネーター、スターター、カーマルチメディア製品、カーメカトロニクス製品などを製造する。

北米を中心とした米州地域で自動車販売が増加し、メキシコの自動車生産が拡大していることを受け、拠点を新設して現地供給体制を構築するとともに、価格競争力の強化を図る。

既存の米国拠点と連携し、米州全体を視野に入れた効率的事業体制を確立することで、さらなる事業拡大を目指す。