いすゞ、「フォワード」延べ4.1万台をリコール

行政・団体いすゞ自動車は9日、同社製中型トラック「フォワード」延べ4万1765台のリコールを国土交通省に届けた。

同社が届出を行ったリコールは、灯火器と排気管に関する2件で、灯火器の不具合は2011年9月25日からことし6月18日までに製造した1万795台、排気管の不具合は10年6月17日から13年10月7日までの3万970台が対象。

灯火器の不具合は、中型のダンプ架装用トラックで尾灯、制動灯、後退灯、方向指示器のハーネス保護が不適切なため、ハーネスに着雪するものがあり、そのまま使用を続けると雪が氷状になって走行時の振動でハーネスに応力が加わり、最悪の場合、断線して後部灯火器が不灯になるおそれがある。この不具合は、これまでに13件が報告されている。

また、対象の中型トラックの排気管で、溶接部の強度不足により、排気管の内圧で溶接部に過大な応力が発生し、内部に亀裂が生じることがあるという。使用を続けると亀裂が進行し、最悪の場合は排気ガスが漏れるおそれがある。この不具合は、これまでに49件が報告されている。