行政・団体UDトラックスは19日、大型トラック「クオン」の緩衝装置、原動機、動力伝達装置に不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た。
対象となるのは、2017年(平成29年)4月28日から2019年12月25日までに製作された1万8432台。これまでに合計58件の不具合が報告されており、原動機(プレヒータリレー)の不具合では、1件の焼損事故が発生している。
そのままの状態で使用を続けると、緩衝装置(Vロッド)の不具合は走行安定性を損なうおそれ、原動機(プレヒータリレー)の不具合は焼損・火災に至るおそれ、動力伝達装置(フロント及びインターアクスルプロペラシャフト)の不具合は走行不能に至るおそれがある。
同社は対象全車両の該当部品を新品や対策品などに交換することを明らかにしており、使用者にはダイレクトメールか直接訪問で通知する。
■緩衝装置の不具合か所
■原動機の不具合か所
■動力伝達装置の不具合か所