川崎重工と双日、トルクメニスタンで受注プラント完工

荷主川崎重工業と双日は17日、トルクメニスタンの国営化学公社、トルクメンヒーミヤ社（アシガバート市）から2009年12月に受注し、東部マリ市に建設していた同国最大のアンモニア・尿素肥料製造プラントを完工したと発表した。

完工したプラントは、アンモニア、尿素の製造設備と、発電・水処理・窒素製造などの付帯設備で構成。近隣のガス田で産出される天然ガスを原料に、肥料として1日あたり1200トンのアンモニアと1925トンの尿素を製造できる。

双日が資金調達支援を含む契約全体の取りまとめを行い、川崎重工は肥料製造プラント全体の設計、機器の供給を担当した。8月には、川崎重工が双日の支援でトルクメニスタン国営のトルクメンガス社から天然ガスから、ガソリンを製造する設備を受注している。トルクメニスタンの天然ガス埋蔵量は世界4位。