杉村倉庫、不動産など好調で増収増益、物流は25％減益

財務・人事杉村倉庫が29日に発表した4-9月期決算は、物流事業で減益となったものの、不動産などほかの事業が好調に推移し、売上高4.1％増（前年同期比）、営業利益14％増、純利益2.4倍増で増収増益となった。

主力の物流事業は、電気機械、その他の機械、関連する消耗品などの入出庫量が増加したが、飲料・食料工業品や日用品は減少し、米をはじめとして全体の期末在庫量は減少し、保管料収入が減少した。

リネンサプライの配送やオフィス移転などの受注が増え、運送料収入や荷役荷捌料収入は前年同期実績を上回った。

これにより、外部顧客に対する売上高は41億6000400万円となり、1％の増収を確保。しかし、コスト面で修繕費や減価償却費、人件費が増加したため、部門利益は25.6％の減益となった。

［杉村倉庫］2015年3月期第2四半期連結決算（単位：百万円）