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11月1日から適用、館内配送料新設

日通、貸切運賃に続き積合せ届出運賃も9.7%値上げ

2014年10月30日 (木)

ロジスティクス日本通運は30日、すべての貨物を対象として積合せ運賃・料金(積合せ届出運賃)を11月1日から9.7%値上げすると発表した。同月4日に国土交通省へ届け出を行う。

同社は9月からトラック貸切運賃を20%、車両留置料や地区割増料を10%引き上げている。

これらに続く形で実施する今回の値上げは、労働力人口の減少による人手不足の顕在化などのコストアップに対応するもので、「良質な物流サービスを安定的に提供する」ため、積合せ届出運賃と運賃料金適用方を改定することにした。

運賃料金適用方の改定では、全国のすべての貨物を対象に、輸送距離の計算と実費負担に関する見直しを行う。輸送距離の計算については、着地を「最寄の営業所」から「貨物の着地」に変更。また、「館内配送料」と「離島への配送料」を新設する。

同社は1990年の物流二法の施行に伴い、旧運輸省が同年に認可した運賃・料金と同じ内容で積合せ届出運賃として届け出、現在は11年に届け出た運賃を適用している。