財務・人事住友倉庫が6日発表した4-9月期決算は、テナントの入れ替えに伴う不動産賃貸収入の減少が響き、営業利益が8.5%減少した。
物流事業では、企業の文書など情報記録媒体を取り扱うアーカイブズ事業を強化するため、5月に埼玉県羽生市の専用施設の増設工事に着手。日本発着、三国間の国際輸送の取扱拡大に向け、国内外で積極的な営業を展開した。海運事業では新規貨物の集貨、経費の削減に取り組んだ。
不動産事業では、既存物件のリニューアルを実施したほか、倉庫用地の再開発プロジェクトを推進するなど保有資産の最適活用に注力した。
この結果、物流事業で国際輸送の取扱いが増加したことから3.9%の増収となったもののテナントの入替えに伴う不動産賃貸収入の減少で営業利益は8.5%の減益となった。純利益は特別損益の改善で13.8%の増益。
[住友倉庫]2015年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期第1四半期 | 2014年3月期第2四半期 | 増減 | |
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売上高 | 83,013 | 79,924 | 3.9% |
営業利益 | 4,505 | 4,924 | -8.5% |
経常利益 | 5,218 | 5,720 | -8.8% |
当期純利益 | 3,845 | 3,379 | 13.8% |