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10月の商業販売動向、小売業1.4%増、卸売業0.1%減

2014年11月28日 (金)

調査・データ経済産業省が28日に発表した商業販売額の動向によると、10月の商業販売額(速報)は38兆7280億円で前年同月比0.3%増となった。このうち 卸売業は27兆3570億円(0.1%減)、小売業は11兆3710億円(1.4%増)。商業販売額の季節調整済前月比は1.1%減、卸売業0.3%減、小売業 1.4%減だった。

■卸売業、家具・建具・じゅう器が14.6%減
卸 売業を業種別にみると、家具・建具・じゅう器卸売業が14.6%減、医薬品・化粧品卸売業が4.1%減、農畜産物・水産物卸売業が3.4%減、衣服・身の回り品卸売業が2.7%減、機械器具卸売業が2.3%減、、建築材料卸売業が1.7%減、その他の卸売業が1.3%減となった。

一方、繊維品卸売業は10.8%増、食料・飲料卸売業が5.7%増、各種商品卸売業が3.6%増、化学製品卸売業が1.9%増、鉱物・金属材料卸売業が0.2%増となった。

大 規模卸売店販売額は9兆360億円で1%増。商品別にみると、その他の輸送用機械器具が24.2%増、自動車が16.8%増、鉱物が15.1%増、非鉄金属が16.3%増、鉄鋼が8.5%増などとなった。一方、家庭用電気機械器具は10.6%減、一般機械器具が8.2%減、農畜産物・水産物が5.4%減などと なった。
10月の商業販売動向、小売業1.4%増、卸売業0.1%減

■百貨店販売額は2%減
小 売業を業種別にみると、織物・衣服・身の回り品小売業が5%増、飲食料品小売業が3.6%増、医薬品・化粧品小売業が2.1%増、その他小売業が1.6% 増となった。一方、機械器具小売業は5.1%減、自動車小売業が1.8%減、燃料小売業が1.2%減、百貨店などの各種商品小売業が1%減となった。

10月の大型小売店販売額は1兆6064億円(1%増)、このうち百貨店は5293億円(2%減)、スーパーは1兆770億円(1.5%増)となっ た。商品別にみると、衣料品が1.7%減、飲食料品2.6%増、その他は前年同月と変わらず。大型小売店の季節調整済前月比は2.1%減で、うち百貨店が5%減、スーパーは0.7%減となった。

百貨店の主力商品である衣料品は、その他の衣料品が5.9%減、婦人・子供服・洋品が0.8%減、紳士服・洋品が1.2%増、身の回り品が0.8%増となったため、衣料品全体では0.4%減となった。

飲食料品は0.7%増、家具が8.9%減、家庭用品が3.7%減、食堂・喫茶が2.2%減、家庭用電気機械器具が6.6%増、その他の商品が6%増となったため、その他全体では0.7%減となった。

スーパーの衣料品は、その他の衣料品が10.9%減、婦人・子供服・洋品が4.4%減、紳士服・洋品が3.7%減、身の回り品が3.3%減。衣料品全体では4.71%減となった。

主力の飲食料品は2.9%増。その他の商品が1.5%増、食堂・喫茶が10.5%減、家具が6%減、家庭用電気機械器具が3.2%減、家庭用品が1.9%減となったため、その他全体では0.4%増となった。

■コンビニ販売5.6%増
コンビニエンスストアの商品販売額、サービス売上高は8935億円(6%増)となった。商品別ではファーストフード、日配食品が3276億円 (8.8%増)、加工食品が2370億円(5.2%増)、非食品が2849億円で(2.8%増)となったため、商品販売額は8496億円(5.7%増)へと増加。また、サービス売上高は440億円で13.4%増となった。
10月の商業販売動向、小売業1.4%増、卸売業0.1%減