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昭和電工、ハイシリカゼオライト設備の稼働を開始

2014年12月3日 (水)

拠点・施設昭和電工は3日、米国UOP社(イリノイ州)との合弁会社「ユニオン昭和」(東京都港区)が昭和電工東長原事業所(福島県会津若松市)で進めてきたハイシリカゼオライト生産設備の新設工事を完了し、今月から運転を開始すると発表した。

ハイシリカゼオライトは、プラスチックや繊維などに混合し、脱臭、ガス吸着、有害VOC除去、バイオガスの精製、船舶バラスト排水の殺菌などに使われるケースが多く、世界的に需要が高まっている。特に日本、アジアではさらに需要が拡大するとみられていることから、UOPグループとして2拠点目となるハイシリカゼオライトの製造拠点を日本に新設することにした。

今後は三重県と福島県の2製造拠点体制を活用し、福島第一原発内の汚染水処理や広域除染、廃炉に向けた放射性核種処理や一般産業用排水処理のため、新製品開発・供給なども行う。