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新明和、画像解析で小型ダンプの車体寸法測定

2014年12月17日 (水)

荷主新明和工業は16日、寒川工場(神奈川県寒川町)で生産する小型ダンプトラックの検査工程で、画像解析による測定技術を応用した車体寸法の測定システムを開発、今月1日から運用を開始した、と発表した。

ダンプトラックには、トラックメーカーから供給されるシャシーに荷台などを架装しており、車体寸法やシャシーへの荷台の設置位置、テールランプの視認角などを確認する検査工程があるが、これまでは車体寸法測定時に糸に重りをつけた「下げ振り」や「角度定規」を使い、測定者が手作業で確認していた。

今回、導入したシステムは車体の画像データを解析し、その結果を記した検査成績表を自動作成できるようにしたもので、測定者の技量に左右されることなく安定した精度で検査できるようにし、工数の大幅削減につなげた。

乗用車とは異なり車体寸法の測定箇所が多く、複雑な特装車の検査工程でこうしたシステムの開発、運用は初めて。

同社は小型ダンプトラックの国内市場シェア1位をキープしており、「今後も、トップメーカーとして先進の技術による生産で、より信頼性の高い製品の提供に努めていく」としている。