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【決算】日新、アジア・東欧で事業基盤強化

2011年5月9日 (月)
2011年3月期連結(単位:百万円)
 2013年3月期2012年3月期増減率
売上高45,48647,326-3.9%
営業利益2,5444,241-40.0%
経常利益2,8104,457-37.0%
当期純利益1,7352,550-32.0%

ロジスティクス中国・アジアを重点地域として、中国でのグループ企業の連携・体制強化、アジア各国での国内輸送基盤の拡充を進めたほか、ポーランドで倉庫施設を拡張するなど、東欧の事業基盤強化を図った。

 

また、グループ企業の会計システム統一やCMS(キャッシュマネジメントシステム)導入推進など、グループとしての経営効率化を図るとともに、コスト管理を徹底。また、金融コストの削減と長期の安定したサービスの提供を図るため、前期に稼働した大型物流施設「堺ロジスティクスセンター」のリース賃借を見直し、3月に取得した。

 

今期は中国、アジア新興国の順調な成長が見込まれるものの、東日本大震災の影響による生産活動の停滞など、不透明な先行きの中、上期は取扱いが伸び悩むと予想。「下期に入って主要顧客の生産回復に伴い荷動きが活発化する」として、通期では2010年度並みの業績を見込む。

 

また、第4次中期経営計画の初年度に当たるため、海外では中国・東南アジアなどの成長地域を中心に事業機会の拡大を図る方針で、ベトナムの鉄道輸送事業、インドのトラック輸送事業の強化など成長地域で輸送ツールの充実に注力する。

 

国内では、鶴見倉庫とのシナジー効果による危険品物流事業の強化、自社保有施設とした堺ロジスティクスセンターを活用し、輸入・配送一貫輸送の拡大に取り組む。これらにより、2012年3月期は連結売上高1784億円、営業利益40億円、経常利益40億円、当期純利益20億円を見込む。