財務・人事日新が8日発表した前3月期決算は、売上高が10.5%増加した効果で営業利益が18.1%増、最終利益は42.9%増となった。
メキシコ・マレーシアで自動車産業向けJIT(ジャストインタイム)納入倉庫を建設したほか、タイで低温輸送サービスの拡充、東南アジアで大メコン圏広域物流網の整備を進めた。
中国・インドでは事業体制の強化に努め、13年10月に持分法適用会社だった上海高信国際物流(中国・上海市)を連結子会社化した。また、米国系顧客の拡大を目指し、現地物流会社を取得することにした。
国内では、新商品として東南アジア向け食品専用の海上冷凍混載輸送サービスを開始したほか、グループ会社でCMS(キャッシュマネジメントシステム)利用を拡大し、グループ資金の効率化を図った。
今期は売上高1980億円(前期比2.2%増)、営業利益44億円(8.8%増)、最終利益29億円(10.5%増)を見込む。
[日新]2014年3月期連結決算(単位:百万円)
2014年3月期 | 2013年3月期 | 増減 | |
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売上高 | 193,709 | 175,230 | 10.5% |
営業利益 | 4,042 | 3,422 | 18.1% |
経常利益 | 4,681 | 3,558 | 31.5% |
当期純利益 | 2,624 | 1,836 | 42.9% |