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新潟港、港湾計画改訂へ意見募集、バックアップ機能強化

2014年12月24日 (水)

ロジスティクス新潟県は24日、ことし8月に「30年後の新潟港の将来像」とその実現に向けたビジョンとして策定した新潟港将来構想を踏まえ、15年後を目標年次とする港湾計画案の意見募集を開始した。

改訂方針では2028年以降数年間以内を目標時期に設定し、西港区と東港区の適正な機能分担を図りながら、「環日本海の国際物流拠点・国際交流拠点」と「日本海側における日本海・太平洋2面活用型国土形成の中心」としての役割を担うことを掲げた。

物流面では、北東アジアゲートウェイ機能の進化を目指し、外貿コンテナ貨物の増加、雪に強いターミナルに対応するコンテナターミナルの拡張、機能強化や、国際輸送モードの多様化に対応するために国際RORO船に対応した機能の強化を盛り込んだ。

また、バルク貨物船の大型化などに対応するバルク貨物取扱機能の強化、内貿ユニット貨物の海上輸送ネットワーク構築に向けた内貿ユニットロードターミナル機能の強化、港湾の機能強化につながる既存施設の再編・集約――に取り組む。

防災面では、太平洋側港湾のバックアップ機能を強化するため、国際海上コンテナ輸送や複合一貫輸送に対応したターミナルの防災拠点機能を高めるとともに、大規模地震対策として、広域的な緊急物資輸送、住民避難、経済活動維持に利用する岸壁の耐震化、防災拠点となる緑地確保を計画する。さらに、日本海側エネルギー拠点としての機能も強化する。

意見募集は来年1月19日まで実施する。

港湾計画書案
http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Simple/878/685/siryou-2,0.pdf