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2拠点生産体制確立し能力2倍増、鹿島工場の増強も検討

三菱ガス化学、特殊ポリカーボネート樹脂の生産増強

2014年12月25日 (木)

荷主三菱ガス化学は24日、新潟工場で特殊ポリカーボネート樹脂の生産を開始し、既存生産拠点の鹿島工場と合わせた2拠点量産体制を確立した、と発表した。これにより、同社の生産能力は従来の2倍となった。

需要の拡大に対応するほか、事業継続計画(BCP)対応の観点から、2拠点量産体制を構築したもので、既に両拠点で順調に生産が進んでいる。同社は「今後も市場の拡大」を見込んでおり、鹿島工場の能力増強も検討する。

同社は、小型高解像度のカメラレンズ向けに高屈折率・低複屈折を特徴とする特殊ポリカーボネート樹脂「ユピゼータEPシリーズ」を展開しており、特にスマートフォンや携帯電話、タブレットなどに搭載されるカメラレンズ向けの需要が伸長。

今後は、その他のカメラレンズ用途、光学フィルムなどの新たな用途展開を進め、さらに事業の強化・拡大を目指すとしている。