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日本3PL協会・大須賀氏「本物の3PL確立する時期」

2015年1月5日 (月)

ロジスティクス
日本3PL協会の大須賀正孝会長は年頭所感の中で、「この数年、継続して3PL市場は伸びている。次のステップは3PL業務の品質を維持しつつ、無駄を省いて合理化するための方策を追求し、コストをより安くできる仕組みを荷主企業に提供する、本物の3PLを確立する時期」との考えを示した。大須賀氏の年頭所感の要旨は次の通り。

大須賀会長の年頭所感(要旨)

円高時代に多くの製造業、流通業がアジアなどに海外展開をすすめるなか、3PL企業も後に続いているが、外資規制による出資比率の規制、人件費の上昇などで新興国の事情を十分理解しないまま進出した物流企業が赤字となって撤退を余儀なくされている事例もある。

コスト負担増となっている軽油価格高騰や少子高齢化に伴うドライバー不足など3PL業界も厳しい環境下にあるが、この10年間は「失敗しない3PL」を模索して大須賀塾、3PL管理士講座、日時決算、各種セミナーの開催などを通じて「3PL人材の育成と確保」をテーマに活動してきた。

国内外から「日本の3PL業務はしっかりしている」と評価されるような、協会活動に注力する。