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日本海事センター発表

アジア米国間のコンテナ動向、14年12月は往航6.4%増

2015年1月26日 (月)

ロジスティクス日本海事センターが26日発表したアジア米国間航路のコンテナ荷動き速報によると、2014年12月の往航荷動き量は10か月連続で対前年増加となる6.4%増の117.6万TEUとなった。年間計では1465.2万TEU(前年5.9%増)、14年10-12月期の四半期別では372万TEU(前年同期6.8%増)となった。一方14年11月の復航荷動き量は4か月連続の減少で、16.4%減の51.1万TEUとなった。

14年12月往航のうち、国・地域別では、日本積(前年6.9%増)、中国積(4.9%増)、韓国積(4.2%増)、台湾積(6.2%増)、ASEAN積(12.7%増)、南アジア積(24.7%増)など軒並み増加し、特にASEANや南アジアでは大きく伸びた。品目別では、「家具や家財道具」(寄与度0.8%)、「繊維やその施品」(0.6%増)、「おもちゃ」(0.5%増)がそれぞれ増加に寄与した。

復航の14年1-11月累計は前年同期2.6%減の612.7万TEUとなった。国・地域別では台湾揚(前年比4%増)、ASEAN揚(4.1%増)、南アジア揚(3.1%増)は増加したが、日本揚(21.2%減)、韓国揚(21.9%減)、中国揚(26.43減)が20%を超える減少となった。品目別では「ペットフードや動物用飼料」(寄与度2.8%減)、「紙、板紙類及びその製品」(1.8%減)などが減少の要因となった。

日本積は、13年の年計ベースの品目別順位が1位の「自動車部品(6%減)が5か月連続の減少となったものの、2位の「車両機器及び部品」は(14.8%増)と12か月連続の増加、3位の「自動車、トラック等のタイヤやチューブ」(34.3%増)が5か月連続の増加、4位の「建設機械」(18.1%増)が4か月連続の増加となり、6.9%増の5.3万TEUと11か月連続の増加となった。(全体に占めるシェア4.5%)。年計としては3.7%増の65.3万TEU(全体に占めるシェアは4.5%)となった。

中国積は、1位の「家具や家財道具」(5.2%増)が2か月ぶりの増加となり、2位の「繊維やその製品」(4.8%増)が4か月連続の増加、3位の「一般電気機器」(7.7%増)は同6か月連続の増加、4位の「おもちゃ」(17.3%増)が10か月連続の増加となり、4.9%増の75.3万TEUと10か月連続の増加となった(全体に占めるシェア64%)。年計としては6.3%増の958.5万TEUと過去最高を更新した。また、香港積は、14.6%減の2.8万TEUの9か月連続の減少となった(シェア2.4%)。なお、中国・香港積合計では、4%増の78.1万TEUの10か月連続の増加となった(シェア66.4%)。年計では5.6%増の996.6万TEU(シェア68%)と3年連続増加となった。

日本揚は、10位の「砂糖、甘味料の調整食料品」(7.4%増)、が2年ぶりの増加となったものの、1位の「ペットフードや動物用飼料」(27.5%減)と15か月連続で10%を超える減少となり、2位の「肉及びその調整品」(6.7%減)と3位の「家具や家財道具」が5か月連続で減少したことで、21.2%減の5.6万TEUと5か月連続の減少となった(全体のシェア10.9%)。

中国揚は、8位の「レジンなどの合成樹脂」(5.7%増)が3か月連続の増加となったものの、1位の「紙、板紙類やその製品」(21.4%減)が5か月連続で10%を超える減少、2位の「ペットフードや動物用飼料」(82%減)が3か月連続で70%を超える減少、3位の「木材やその製品」(5.3%減)が4か月連続の減少、4位の「家具や家財道具」(1.2%減)が10か月連続で減少となり、26.3%減の20.7万TEUと4か月連続で10%を超える減少となった(全体のシェア40.5%)。また、香港揚は17.4%減の2.8万TEUとなった(シェア5.5%)。なお、中国・香港揚合計では、25.3%減の23.5万TEUで3か月連続で10%を超える減少となった(シェア46%)。