サービス・商品アトラックラボ(埼玉県三芳町)は22日、プラントや工事現場などの巡回監視を目的としたレール走行型AI(人工知能)監視ロボット「レールドローン」を開発したと発表した。ドローンに代わる長時間運用可能な巡回監視システムとして、現場の省人化と安全性向上を目指す。

▲操作イメージ(出所:アトラックラボ)
レールドローンは、市販のミスミ製30ミリ角アルミフレームをレールとして利用できる。専用レールを必要とせず、設備に合わせて柔軟に設置できるため、低コストで監視設備を構築できるとしている。
LTEやWi-Fiを利用した遠隔操作に対応し、専用ソフトウエアをインストールすることなく、Webブラウザから操作できる。PCやタブレットを使った遠隔監視も可能となる。
本体にはジンバルカメラとスピーカーを搭載した。移動しながら周囲の映像と音声をリアルタイムで取得するほか、AI画像認識によって不審者や動物の侵入を自動検知する。
コントロールルームから現場へ音声で注意喚起や呼びかけを行うこともできる。映像や音声を通じて現場の状況を確認しながら、異常発生時の迅速な対応を支援する。
ドローンは、飛行時間がバッテリー容量に制約され、定期的な充電や操縦が必要となるほか、屋内設備や狭い通路では飛行が難しく、風や天候の影響も受ける。レールドローンはレール上を走行するため飛行エネルギーを必要とせず、ドローンと比べて消費電力を大幅に削減できる。長時間の連続運用や定点巡回にも適し、ランニングコストの低減につなげる。
発電所や変電所、化学プラント、工場設備、建設現場、倉庫・物流施設、インフラ設備、太陽光発電所、トンネル・地下設備、研究施設、夜間・無人施設などでの活用を想定している。
今後は、プラントや工場、インフラ施設への展開を進めるとともに、AIによる異常検知機能を高度化する。自動巡回スケジュールやクラウド連携、設備異常の予兆検知などの機能を追加し、フィジカルAIを活用した次世代巡回監視プラットフォームとして発展させる方針だ。
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