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兵庫・明石の拠点から移管、空きスペースは国内・米州向けに活用

コベルコクレーン、シンガポールの部品在庫拠点が稼働

2015年1月27日 (火)

拠点・施設コベルコクレーン、シンガポールの部品在庫拠点が稼働コベルコクレーン(東京都品川区)は26日、シンガポールに新たな補修用部品倉庫「コベルコグローバルパーツセンター」(KGPC)を1日付で設立し、稼動を開始したと発表した。兵庫県明石市の部品センターからカバーエリアへの部品在庫を移管する。

同センターはアジア・パシフィック地域だけでなく、欧州・中東・アフリカ地域へも部品を供給する拠点として運営する。施設はシンガポール日本通運の倉庫内に設け、運営もシンガポール日通に委託。

倉庫面積は1500平方メートルで、保管する在庫金額は年内に4億円、2020年までに10億円へ拡大する。航空物流インフラの整ったシンガポールに部品拠点を持つことで、部品の受注から主要空港到着までの時間を短縮する。カバーエリア内で最も遠い地域へも最長36時間以内に供給できる体制を整える。

明石市の部品センターで、新センターへの移転に伴って発生する空きスペースには、日本国内、米州向けの部品在庫を補充し、日米の部品供給体制の改善を図る。

23日に開催した開所式でコベルコクレーンの塚本晃彦社長は「補用部品の供給がより早くなることによって顧客の満足度をさらに高め、この地区でのプレゼンスをより強固なものにして行きたい」と述べた。