ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

環境省、除染した土壌のパイロット輸送計画策定

2015年1月28日 (水)

行政・団体環境省は28日、中間貯蔵施設への本格的な除去土壌の輸送に先立って1年程度実施することにしているパイロット輸送の具体的な内容を規定した実施計画をまとめた。

昨年11月14日にとりまとめた「中間貯蔵施設への除去土壌などの輸送にかかる基本計画」を前提として、福島県や県内全市町村が参画する輸送連絡調整会議で調整し、パイロット輸送の搬出元、輸送の流れとルートなどを定めたもの。

実施計画では、大量の除去土壌の本格的な輸送に向け、安全で確実な輸送を実施するため、ほぼ1年かけて除染で生じた土壌、廃棄物を書く市町村に1000立方メートル程度を輸送する。県内の関係市町村の積込場から双葉町、大熊町の中間貯蔵施設へ運び出す。

輸送は直行輸送と集約輸送を組み合わせて実施し、積込場までは除染実施者が、積込場からは環境省が輸送を担う。「高速道路を積極的に利用」するルートを設定する。また、本格輸送に向けた準備として、ピーク時(年700万立方メートル)を想定した事前評価を実施する。

■実施計画の詳細(パイロット輸送)
http://josen.env.go.jp/soil/pdf/pilot_transportation_150128_01.pdf