環境・CSR日本郵船(東京都千代田区)は4日、中央大学と、海洋生物からの天然物探索に関する共同研究を開始したと発表した。この共同研究は、船底に付着した海洋生物から新規創薬資源をはじめとする人類に役立つ未知の物質を発見し、その作用を明らかにすることを目的としたもの。
同社は中央大学理工学部応用化学科の生物有機化学研究室(岩崎研究室)と、23年から試行的に船底に付着した海洋生物を採集し分析する活動に取り組んでいる。この活動の中で既に未知の天然物を発見し、作用を東京大学大学院医学系研究科の野崎智義教授のグループと解析した結果、顧みられない熱帯病として知られる「アフリカ睡眠病」の病原生物「ローデシアトリパノソーマ」の増殖阻害に効果を示すことが明らかになった。
これまでの試験的な活動における成果を踏まえ、さらに研究を加速させるため両者は5年間の共同研究を開始する。中央大学は岩崎研究室で海洋生物の採集と未知の天然物の探索および有用性の評価を行い、同社は主に海洋生物の採集環境の提供を行う。
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